次世代都市国際連携研究機構にて、2024年1月1日に発生した能登半島地震と、4月3日に発生した台湾花蓮地震の被災地調査報告会を実施しました。
次世代都市国際連携研究機構公開セミナー
能登半島地震・台湾花蓮地震調査報告会
日時:5月23日 16:00~18:00
会場:東京大学工学部1号館3階会議室
プログラム
中尾俊介 趣旨説明
松永隆宏・手代木祐加子・平松正吾(社会基盤学専攻)「令和6年能登半島地震調査報告」
邱文心「2024年4月3日花蓮地震 現地調査報告」
討論 羽藤英二、福田大輔
開催趣旨
2024年におこった能登半島地震と台湾花蓮地震は、半島・島嶼それぞれの臨海部に大きな被害がみられ、交通の寸断が生じた。
「台湾の奥能登」と花蓮が称されるように、能登と花蓮には共通点があり、大都市から離れ、海を介した交流、移動による独自の文化を築き、固有の自然景観をも有する地域である。
他方、被害状況と震災後の対応については、制度、慣習、建築構造種別の違いによって多くの相違点が確認された。
そこで、これまで実施した現地調査をもとに両震災の被害と現在進められている応急的な対応を比較することで、両地域の今後と交通・都市・国土計画の課題を議論したい。