このたび次世代都市国際連携研究機構では、分散型都市モデルに関する公開セミナーを開催します。
参加を希望する場合は申し込みフォームよりお申し込みください。Web会議の情報をお送りします。
問い合わせ先:iinu.utokyo.2021@gmail.com(次世代都市国際連携研究機構)

 

次世代都市国際連携研究機構公開セミナー

本当に都市はコンパクトであるべきなのか?


[日時]
10月3日(月) 13:00~15:00 オンライン開催

[プログラム]
13:00-13:30 横張真   Grey and compact から Green and disperse へ
13:30-14:00 福田大輔  次世代分散型の国土構造を見据えた交通体系について
14:00-14:15 羽藤英二  コメント
14:15-15:00 討論

[趣旨]
歴史的に、都市は集積のメリット・デメリットのバランスのもとで成立してきた。疫病や公害、過密のストレス、資源の外部依存などの集積のデメリットは、19世紀から20世紀にかけ、医療技術の発展や国内外での資源政策、衛生・娯楽・防災にわたる都市計画によって対処され、産業やエネルギーの効率化、文化の享受、外在的危機への防備など、集積のメリットを重視した都市・国土をもたらした。しかしながら現在、疫病の蔓延、激甚災害の頻発、世界情勢の変化による物資流通の断絶など、克服されたはずのデメリットが顕在化している。同時に、  ICTやエネルギー分野の技術革新によって集積のメリットは相対化されつつある。

こうした状況を念頭に置くと、集積よりも分散のメリットを重視した次世代の都市像を想定できるだろう。では、分散型の都市のメリット・デメリットはいかに想定できるだろうか?その構想はインクルーシブな都市を実現できるだろうか?

本研究会では如上の問題意識のうえで、次世代における分散型の都市モデルを提示する。交通計画、レジリエンスの観点からの報告・コメントを交え、分野によらない広範な議論をおこないたい。